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<CO2削減に効果を発揮する再生可能エネルギー>世界最高効率(*1)の熱電発電モジュールを開発・発売

 コマツ(社長:野路國夫)は、100%出資子会社である株式会社KELK(社長:梨和哲美、本社:神奈川県平塚市)を通じて、熱電発電モジュールの製造販売を開始します。

 KELKは、半導体製造で使用される温度制御装置の世界トップメーカーであり、またこの温度制御に使われるサーモ・モジュール(ペルチェ素子)に関しては、素材からモジュール、熱交換器、応用機器までの開発・製造・販売を一貫して手がけており、世界最大手として市場をリードしています。
 サーモ・モジュールは、電気で温度を制御(冷却)する用途が中心ですが、この逆作用を利用したのが熱電発電モジュールで、熱を使って電気を作ること(熱電発電)が可能になります。
 熱電発電は、次世代の再生可能エネルギーとして、近年注目を集めています。この技術により、工場や発電所、焼却炉などで、これまで排出されてきた大量の廃熱を電気エネルギーとして回収することが可能で、特に定常的に排出される工場廃熱を利用すれば、太陽光発電よりも安価な再生エネルギーとなる可能性があります。今後、さまざまな分野で実用化されることにより、地球温暖化の原因となるCO2削減に効果を発揮するものと期待されます。

 コマツの高性能モジュールは、市場の同様製品と比較して、発電出力密度が50%以上も高く、より大きなコストメリットを提供します。
 また将来的には、建設機械のディーゼルエンジンに応用し、排出ガスを電気エネルギーとして再生することも考えられ、現在、研究を進めています。

 コマツグループにおける熱電技術は、一部をコマツ研究本部が担当しており、今回の熱電発電モジュールについては、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の省エネルギー技術開発プログラム「高効率熱電変換システムの開発」(2002〜2006年度)にコマツが参画し、その成果を基に実用化したものです。
 なおこの熱電発電モジュールは、2月18日より東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2009」において、NEDOブース内で展示される予定です。

(*1:高温側280℃、低温側30℃の動作条件における変換効率において。コマツ調べ。2009年1月現在。
  その他、本リリース中の比較データは、全てコマツ調べ。2009年1月現在。)


[写真は熱電発電モジュール]



[今回発売する熱電発電モジュールの特長]

(1) 世界最高の変換効率を持ち、比較的小さな温度差でも大きな出力が得られます。
(動作条件:高温側280℃、低温側30℃)
(2) 出力密度が約1W/cm2と高く、設備がコンパクトになります。
(3) 最大出力時、3A-8Vと低電流・高電圧のため、電気回路の取扱いが容易になります。


[商品仕様]

寸法: 50mm × 50mm × 4.2mm (リード線含まず)
質量: 47g
出力: 最大24W(高温側電極280℃、低温側電極30℃のとき)
使用可能温度: 高温側 最高280℃・常用250℃以下 / 低温側 最高150℃
変換効率: 最大7.2%
材料: BiTe系

[発売日]

2009年5月 受注開始


[公表価格]

1モジュール3万円(最小販売個数 50モジュール)


[本商品に関するお問い合わせ先]

(株)KELK 素子事業部
TEL 0463-23-3697 FAX 0463-24-6749


以 上


ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。

2009年01月27日

管理番号 0052(2144)
コマツ コーポレートコミュニケーション部
TEL: 03(5561)2616