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取締役会長 坂根 正弘            代表取締役社長(兼)CEO 野路 國夫

2010年3月期の業績

2010年3月期(2009年4月1日から2010年3月31日)における世界経済は、各国の景気刺激策の効果などにより一部に持ち直しの兆しが出はじめ、特に中国は大規模な経済対策に伴い、上期にいち早く落ち込みから脱し高成長に転じました。また、その影響が周辺のアジア諸国や資源国に及び、これらの国々の景気回復を後押しする形となりました。一方、日本、北米、欧州など先進国における景気回復のペースは鈍く、全体としては厳しい事業環境となりました。

コマツグループでは、国内外で生産調整を行い、上期において在庫の適正化を完了させ、建設機械・車両、産業機械他の両事業分野における生産体制の再編ならびに日本国内における建設機械やフォークリフトの販売体制の再編に取り組み、あわせて固定費の大幅な削減を進めました。一方で、機械稼働管理システム「KOMTRAX(コムトラックス)」などのICT(Information and Communication Technology: 情報通信技術)を活用した事業の強化、市場拡大が続く中国や鉱山機械事業の体制強化、部品・サービス事業の拡大などに注力し、売上げならびに利益の確保に努めました。しかしながら、世界全体の市場規模は一昨年の金融危機以前の水準には戻らず、為替が円高で推移したことも影響し、売上高、利益ともに前期を下回る結果となりました。

<米国会計基準> 2010年3月期 実績 前期比増減
売上高 1兆4,315億円 29.2%減
営業利益 670億円 55.9%減
売上高営業利益率 4.7% 2.8ポイント減
税引前当期純利益 649億円 49.5%減
当社株主に帰属する当期純利益* 335億円 57.4%減

* 「 当社株主に帰属する当期純利益」は前期までの「当期純利益」と同じ内容です。


中期的な経営戦略・経営目標

建設・鉱山機械市場は、中国、アジア、中南米などの新興国で回復に転じており、今後もこれらの国々の成長が牽引役となって、需要は増加していくことが見込まれます。コマツグループでは、本年4月より新たな3カ年の中期経営計画「Global Teamwork for Tomorrow」をスタートしました。中国、アジア、オセアニア、中南米、アフリカなどを「戦略市場」と位置づけ、更なる成長を目指します。

コマツグループは、コーポレート・ガバナンスを更に強化し、健全で透明性の高い経営に努めるとともに、経営効率の向上を目指しています。コンプライアンスを徹底するとともに、コマツグループの全社員が「コマツウェイ」を共有し、業績の向上に加え、企業体質の更なる改善および社会的使命の達成をバランスよく実現させていきます。

最後になりましたが、コマツの経営陣を代表して、全世界の株主の皆さま、お客さまならびにビジネスパート ナーの皆さまからのご支援に心からお礼申しあげます。

2010年7月


取締役会長 坂根 正弘


代表取締役社長(兼)CEO 野路 國夫


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