PDFダウンロード ENGLISH
人を育てる

現場力の強化

製造現場における技能向上

体制と2015年度の状況

コマツの生産体制はグローバル化が一段と進展しており、製造現場では、高度な技能が求められます。そこで、毎年10月第3土曜日を『技能の日』と定め、オールコマツ技能競技大会を開催しています。海外現地法人や協力企業の社員も参加し、互いに研鑽することでコマツグループの技能レベルの維持・向上を図っています。

この他に、製造現場の技能伝承では、2006年度にマイスター制度を導入しています。伝承すべき匠の技を9分野15技能に分け、それぞれの技能の第一人者をマイスターとして認定します。コマツでは、開発機能を持つ生産工場をマザー工場と位置づけ、同じ製品を生産する海外の工場(チャイルド工場)に対して、安全・品質・コスト・納期の責任を持つ「マザー工場体制」を取っています。マイスターに認定された高度熟練技能者は、国内のみならず、これらの海外チャイルド工場の技能者の指導・育成にも従事します。

また、コマツでは改善活動も活発に行われています。毎年11月の第3土曜日にオールコマツQC大会を開催し、技能競技大会同様、海外現地法人や協力企業からも多くの方が参加します。

TOPICS

栃木県小山市に技能トレーニングセンタを新設

2015年9月、国内の主力工場のひとつである小山工場敷地内に、技能トレーニングセンタの建屋を新設し、教育機能を増強して、竣工しました。技能トレーニングセンタには、従来工場内各所に点在していた組立、塗装、機械加工、設備保全、部品検査、熱処理の各実習エリアを集約するとともに、新たに溶接エリアを加え、7技能分野の実習エリア備えるなど機能を増強しています。これにより運転検査を除く全ての技能分野の総合的な実習が可能となり、更なる技能向上を図る体制を整えました。

新しく竣工した技能トレーニングセンタ
新しく竣工した技能トレーニングセンタ

DATA

製造現場を中心とした人材育成状況
2013年度 2014年度 2015年度
オールコマツ
技能競技大会
参加者数 203名 211名 195名
うち海外 49名(11カ国) 50名(10カ国) 36名(11カ国)
オールコマツ
QC大会
参加件数 76件 78件 87件
うち海外 21件(11カ国) 25件(13カ国) 26件(12カ国)
海外工場や代理店などに対する日本の技能者派遣実績
2015年度
おもな派遣国
アメリカ、イエメン、イタリア、インド、インドネシア、エジプト、オーストラリア、オマーン、カタール、韓国、クウェート、スリランカ、タイ、中国、チリ、ドイツ、トルコ、ノルウェー、フィリピン、ブラジル、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、ヨルダン

サービス人材の育成

代理店人材育成推進室を中心とした体制構築

お客さまに納入した商品の稼働をサポートするサービス員は、コマツの「品質と信頼性」を担う大変重要な役割を果たしており、全世界で代理店サービス員の人材育成に力を入れています。サービス人材育成の体制としては、サービスサポートを行う社内人材育成と、代理店人材育成があります。

社内の人材育成は、日本人スタッフを育成する「テクノ・サービス・スクール」や、将来マイニング現場で活躍する要員を育成する「フィリピン人材開発センタ」などを経て、駐在先や部内のローテーションで計画的な育成を行っています。

代理店の人材育成は、その内容に応じて、本社が企画または支援を行っており、サービスや商品の基礎コースについては、コマツがカリキュラムや教材を提供し、現地(現地法人・代理店)で実施しています。またマネジャーや上級メカニックなどを招日して実施するより高度なコースや、専門的な技能を有する現地法人のトレーニングセンタ(マザートレセン)が提供する専門的な技能教育もあります。これらの教育環境を整えた上で、知識レベルテストを行って代理店の戦力レベルを把握し、販促活動と一体となった実践的なトレーニングを展開していきます。

TOPICS

石川県小松市に国内代理店のためのトレーニングセンタ新設

2015年10月、石川県小松市に、国内代理店を対象としたモデルトレーニングセンタ(モデルトレセン)を新設しました。日本市場は、ここ数年の需要増に伴う配車台数の増加、排ガス規制対応やICT技術搭載による機械構造の複雑化といった背景があり、代理店サービス員教育が急務となっています。モデルトレセンは、代理店のモデルとなる整備工場の環境を再現したもので、さまざまなサービス作業を想定し、危険予知などの安全訓練から、正確かつ効率的な整備・修理技術の修得に至るまで、実践的なトレーニングの提供が可能となります。

国内代理店向けのモデルトレセン
国内代理店向けのモデルトレセン